せっかくの夏休み、なにか新しい技術を身に着けようと思い、昨今話題になりつつあるRustという言語を触ってみることにしました。
今回は、Macでの環境構築と、恒例のHello Worldの実行までを忘備録として残しておこうと思います。

Rustとは?

メモリ安全性を確保することを目指したプログラミング言語(らしい)。
生半可な知識で下手なこと言うと誤解を招きかねないので、詳しいことはもう少し調べてから書きます。

エディタについて

空き容量的な問題であまり新しいIDEやエディタはインストールしたくないので、今回は既にインストールしてあったVisual Studio Code(以下、VS Code)を利用しようと思います。
これならWindowsにもMacにも対応しているからね。

Rustの環境構築に必要なモノ

どうやら以下の3つが必要らしい。

  • rustc

    コンパイラ(C言語でいうところのgcc)

  • cargo

    パッケージマネージャ

  • rustup

    Rustのインストーラ

Macでの環境構築

今回はRust公式サイトに書かれた方法でインストールします。
手順はだいたいこんな感じ。

  1. rustupでRustをインストールする
  2. VS Codeに拡張機能「rust-analyzer」をインストールする
  3. デバッグのため、VS Codeに拡張機能「CodeLLDB」をインストールする

1. rustupでRustをインストールする

参照 : Install Rust - Rust Programming Language
rustc, rustup, cargoを一発でインストールできます。
端末を開き、

$ curl --proto '=https' --tlsv1.2 -sSf https://sh.rustup.rs | sh

を実行。
途中、インストール先を聞かれます。
スクリーンショット 2021-08-20 14.05.22
特に変更する必要がなければ1を入力しReturnキーを押します。
あとは勝手にやってくれます。

インストールに成功したら、

Rust is installed now. Great!

と表示されます。
ここでcargoのパスを通しておく必要があります(←実はこの作業をやり忘れてて、後でコンパイルできなくて焦ったアホ)

$ export PATH="$HOME/.cargo/bin:$PATH"

2. VS Codeに拡張機能「rust-analyzer」をインストールする

rust-analyzerはRustのコード補完をしてくれる拡張機能。
スクリーンショット 2021-08-13 14.26.18

VS Codeを開いて、rust-analyzerを検索しインストール。

3. デバッグのため、VS Codeに拡張機能「CodeLLDB」をインストールする

スクリーンショット 2021-08-13 14.27.12

同様にして、VS CodeにCodeLLDBをインストール。
今回は使いませんが、将来的にあったら便利かな程度に。

Hello World!

まずはCargoでRustプロジェクトを作成します。
VS Codeでターミナルを開いて(Mac標準のターミナルでもOK)
スクリーンショット 2021-08-20 14.20.44
ターミナルが表示されたら、以下のコマンドを入力。

$ cargo init <プロジェクト名>

今回はhello_worldとしました。
スクリーンショット 2021-08-20 14.22.42

すると、何ということでしょう。既にHello Worldプログラムが用意されているではありませんか。
スクリーンショット 2021-08-20 14.23.08
cargo initを実行すると勝手にHello Worldプログラムを生成してくれるようです。
あとは「Run」をクリックするとコンパイルして実行してくれます。
スクリーンショット 2021-08-20 14.24.32

実行されました。とりあえずこれでRustの実行環境が構築できました。
ちなみにさっきまでVS Codeは英語設定のままでしたが、途中で日本語化しておきました。
スクリーンショット 2021-08-20 14.27.31

まとめ

Mac版VS CodeでRustが実行できた。
具体的にRustで何を作るかは考えてないけど、とりあえず基礎的な知識は身につけたいなと思います。
次はRustの環境構築、Windows編です。近日中に投稿予定。