MacにVirtualBoxをインストールしようとしたら、なぜかインストールに失敗。インストール時に「インストールを完了できませんでした」と言われてしまいました。
一応Virtualbox自体は起動できるものの、仮想マシンは起動できず。
Kernel driver not installed (rc=-1908)と出てしまう。カーネルドライバがインストールされていないということで、やはりVirtualboxのインストールが途中で失敗している様子が窺えます。
環境
- 実機環境
- MacBook Pro 2016
- macOS Monterey 12.2.1
- CPU: intel i5 6360U
- RAM: 8GB
- VirtualBox
- ver.6.1.14
原因はMacのセキュリティ
どうやらMacの設定の「セキュリティとプライバシー」にて、Oracle製ソフトウェアのアップデートの実行を許可しないとインストールが成功しないようです。
インストール時、「セキュリティとプライバシー」に「開発元”Oracle America, Inc.”のシステムソフトウェアがアップデートされました」という表示が現れ、「許可」ボタンが表示されるはずなんですが…
あれ?
ない。ない。どこにもない。
許可ボタンが出てこない…
これでは許可しようがありません。インストールできないじゃないか…
解決策:USサイトから最新版をダウンロード
Changelog - Oracle VM VirtualBox
VirtualBox 6.1.30 (released November 22 2021)
- macOS host: fix multiple bugs specific to macOS Monterey in installer and startup of kernel extensions
調べてみると、VirtualBox 6.1.28以前にはmacOS Moterey特有のインストール関連のバグがあるらしく。
昨年11月リリースの6.1.30で改善されたようです。
日本語のOracleのダウンロードページには最新で6.1.14までしか公開されていませんが、VirtualBoxのUSサイトでは6.1.32まで公開されています。
ということで、今日時点で最新の6.1.32を英語版VirtualBoxサイトからダウンロード。
Downloads - Oracle VM VirtualBox
インストールを始める前に、前バージョン(6.1.14)のアンインストールも忘れずに。
最新版のインストールを始めたら、Macの設定画面「セキュリティとプライバシー」に許可ボタンが出現しました。
許可ボタンを押してインストールを進めたら、無事完了。仮想マシンも起動できました。
おわりに
VirtualBoxをダウンロードするときはVirtualBoxのUSサイトから最新版をダウンロードしましょう。日本語のOracleのページは更新されておらず、未だにバージョン6.1.14(2年前のリリース)が最新版として扱われています。
「virtualbox ダウンロード」とかでググると日本語のOracleのページが先に出てきてしまうので要注意。確かに、別のページには「Oracle VM Virtualboxの最新版は、こちら(USサイト)からダウンロードをお願いします。」と書いてあった。しかし、肝心のダウンロードページには記載なし。こういうの、結構困るよなぁ…