前回に引き続き、Rustの環境構築、今回はWindows編です。
エディタについて
Macと同じくVisual Studio Code(以下VS Code)を利用します。
Rustの環境構築に必要なモノ
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rustc
コンパイラ
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cargo
パッケージマネージャ
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rustup
Rustのインストーラ
参考文献
Windows で Rust 用の開発環境を設定する | Microsoft Docs
Windowsでの環境構築
今回はRustインストーラを利用します。
手順はだいたいこんな感じ。
- C++ビルドツールをインストールする
- rustupでRustをインストールする
- VS Codeに拡張機能「rust-analyzer」をインストールする
- VS Codeに拡張機能「CodeLLDB」をインストールする
1.C++ビルドツールをインストールする
Microsoft Docsによれば、Visual StudioをインストールすればC++ビルドツールがついてくるとのこと。
あるいは、Microsoft C++ Build Toolsをインストールする必要あり。
今回は既にVisual Studioをインストール済みなのでここは省略。
2. rustupでRustをインストールする
Rust公式サイトからrustup_init.exeをダウンロードしインストールする。
32bit版と64bit版がある。
基本的に指示に従って進めればOK。
このとき、cargoへのパスも自動で通してくれます。
3. VS Codeに拡張機能「rust-analyzer」をインストールする
rust-analyzerはRustのコード補完をしてくれる拡張機能。
VS Codeを開いて、rust-analyzerを検索しインストール。
4. VS Codeに拡張機能「CodeLLDB」をインストールする
同様にして、VS CodeにCodeLLDBをインストール。
デバッグ用ですが、今回は使いません。
Hello World!
まずはCargoでRustプロジェクトを作成します。
VS Codeでターミナル(Power Shell)を開いて
ターミナルが表示されたら、以下のコマンドを入力。
> cargo init <プロジェクト名>
今回はプロジェクト名はhello_worldとしました。
例によって自動的にHello Worldプログラムが用意されます。
あとは「Run」をクリックするとコンパイルして実行してくれます。
実行されました。WindowsでもRustの実行環境の構築が完了しました。
まとめ
Windows版VS CodeでRustが実行できた。
Windowsでの環境構築は面倒なイメージがあるけど、意外に簡単でした。
次回からはRustの学習に入っていきたいと思います。