前回に引き続き、Rustの環境構築、今回はWindows編です。

エディタについて

Macと同じくVisual Studio Code(以下VS Code)を利用します。

Rustの環境構築に必要なモノ

  • rustc

    コンパイラ

  • cargo

    パッケージマネージャ

  • rustup

    Rustのインストーラ

参考文献

Windows で Rust 用の開発環境を設定する | Microsoft Docs

Windowsでの環境構築

今回はRustインストーラを利用します。
手順はだいたいこんな感じ。

  1. C++ビルドツールをインストールする
  2. rustupでRustをインストールする
  3. VS Codeに拡張機能「rust-analyzer」をインストールする
  4. VS Codeに拡張機能「CodeLLDB」をインストールする

1.C++ビルドツールをインストールする

Microsoft Docsによれば、Visual StudioをインストールすればC++ビルドツールがついてくるとのこと。
あるいは、Microsoft C++ Build Toolsをインストールする必要あり。
今回は既にVisual Studioをインストール済みなのでここは省略。

2. rustupでRustをインストールする

Rust公式サイトからrustup_init.exeをダウンロードしインストールする。
32bit版と64bit版がある。
基本的に指示に従って進めればOK。
このとき、cargoへのパスも自動で通してくれます。

3. VS Codeに拡張機能「rust-analyzer」をインストールする

rust-analyzerはRustのコード補完をしてくれる拡張機能。
SnapCrab_NoName_2021-8-21_11-51-18_No-00

VS Codeを開いて、rust-analyzerを検索しインストール。

4. VS Codeに拡張機能「CodeLLDB」をインストールする

同様にして、VS CodeにCodeLLDBをインストール。
デバッグ用ですが、今回は使いません。

Hello World!

まずはCargoでRustプロジェクトを作成します。
VS Codeでターミナル(Power Shell)を開いて
SnapCrab_ようこそ - rust_practice - Visual Studio Code_2021-8-21_11-57-51_No-00
ターミナルが表示されたら、以下のコマンドを入力。

> cargo init <プロジェクト名>

今回はプロジェクト名はhello_worldとしました。
SnapCrab_NoName_2021-8-21_11-58-23_No-00

例によって自動的にHello Worldプログラムが用意されます。
SnapCrab_NoName_2021-8-21_11-58-44_No-00
あとは「Run」をクリックするとコンパイルして実行してくれます。
SnapCrab_NoName_2021-8-21_11-58-44_No-00

実行されました。WindowsでもRustの実行環境の構築が完了しました。
SnapCrab_NoName_2021-8-21_11-58-56_No-00

まとめ

Windows版VS CodeでRustが実行できた。
Windowsでの環境構築は面倒なイメージがあるけど、意外に簡単でした。
次回からはRustの学習に入っていきたいと思います。